第1回 日本美容医療学会
学術総会 学会報告
新たな時代の扉を開くことで、
美容医療の発展に貢献し、
より多くの患者様に美しさを提供する
【開催終了】「第1回 日本美容医療学会 学術総会」
募集特設サイトはこちら
参加者総勢291名、
日本美容医療学会学術総会を
開催しました。
※国内外から多くの参加者が集まり、
JAPSA初の大規模な開催となりました。
開催概要
⼀般社団法⼈日本美容医療学会(事務局:東京都港区、代表理事:寺⻄ 宏王)は2024年10⽉11⽇(金)、ザ・ペニンシュラ東京にて「美容外科の常識を変える」をテーマに「第1回 日本美容医療学会 学術総会」を開催いたしました。
形成外科教授や海外を拠点に活躍する医師らを講師に招いた講演が多数開催され、スペシャルゲストには実業家である堀江 貴文氏をお招きした、美容医療とビジネスに関する講演が行われました。
開催テーマ
美容外科の常識を変える
-JAPSAが開く新時代の扉-
今回掲げた「美容外科の常識を変える」というテーマは、今後の美容医療業界に対する私たちの決意表明です。
私たちはこれからの美容医療業界を牽引していくために、最新の知識や技術を共有し、患者様の満足度と施術の安全性を高めることを目指します。
新たな時代の扉を開くことで、美容医療の発展に貢献し、より多くの患者様に美しさを提供していきます。
JAPSAの特徴
美容医療のエキスパートたちの技術を直接見て学べることです。
美容医療業界は競合意識が強く、技術の共有をしたがらない医師も少なからず存在するのが現状です。
しかし、JAPSAは「美容医療業界をリードする医師の育成」を目的としており、参加する全ての医師が技術を学び、互いに高め合うことができます。
今後も手術の技術力と安全性を向上させながら、最新の技術や知識を適切に習得できる場を提供するべく、精進して参ります。
JAPSAの活動目的
・美容外科医の技術向上に注力し、
美容医療業界をリードできる
医師の育成に尽力します。
・全国から多くの
美容外科医・形成外科医が参加し、
最新の知見を共有するとともに
手術手技の発展と向上を目的としています。
総会のポイント
直接見て学べる
ビデオシンポジウム
JAPSAの一番の特徴であるビデオシンポジウムでは、多くの症例実績を誇る美容外科医と形成外科医を招聘いたしました。手術の動画を見ながら、寺西代表理事がポイントを解説いたしました。
豪華ゲストによる講演
スペシャルゲストとして実業家の堀江 貴文氏をお招きし、医療とビジネスの今後について講演を行っていただきました。また、海外を拠点に活躍する医師や著名な美容外科医による講演など全19プログラムを3会場にて実施いたしました。
女性医師のキャリア形成に
焦点を当てた
ワークショップ
仕事や子育てなど、多忙な女性医師のキャリア形成に焦点を当てたワークショップを実施いたしました。
総会ギャラリー
講演サマリー
ゲストスピーカー
実業家の堀江貴文氏や、
琉球大学形成外科の清水雄介教授などを
ゲストに迎え、美容医療を中心に
講演いただきました。
実業家堀江貴文氏
経歴紹介経歴
1972年10月29日、福岡県生まれ。実業家。
SNS media&consulting株式会社ファウンダー。
現在はロケット開発や、アプリのプロデュース、また予防医療普及協会理事として予防医療を啓蒙する等様々な分野で活動する。
会員制オンラインサロン『堀江貴文イノベーション大学校(HIU)』では、700名近い会員とともに多彩なプロジェクトを展開している。
琉球大学大学院 医学研究科
形成外科学講座 教授清水 雄介医師
経歴
- 1998年
- 慶應義塾大学医学部 卒業
- 1998年
- 慶應義塾大学医学部 形成外科学 教室入局
- 2000年
- 栃木県立がんセンター 頭頚科
- 2000年
- 平塚市民病院 外科
- 2001年
- 立川病院 外科
- 2002年
- 静岡赤十字病院 耳鼻咽喉科
- 2003年
- 済生会宇都宮病院 形成外科
- 2003年
- 済生会中央病院 形成外科
- 2004年
- 慶應義塾大学 形成外科学 助手
- 2005年
- 国立成育医療センター 形成外科
- 2006年
- 慶應義塾大学大学院 医学研究科 博士課程 入学
- 2006年
- 静岡赤十字病院 形成外科
- 2007年
- 静岡赤十字病院 形成外科 副部長
- 2010年
- 慶應義塾大学大学院 医学研究科 博士課程 修了
- 2010年
- 慶應義塾大学 形成外科 助教
- 2013年
- 慶應義塾大学 形成外科 講師
- 2014年
- 慶應義塾大学 形成外科 准教授
- 2015年
- 琉球大学医学部附属病院 形成外科 特命教授
- 2018年
- 琉球大学大学院 医学研究科 形成外科学講座 教授
- 2019年
- 琉球大学病院 病院長補佐(イノベーション担当)
- 2020年
- 琉球大学病院 みらいバンク長 現職
学会活動・専門医
- 医学博士(慶應義塾大学大学院)
- 日本形成外科学会 専門医
- 日本頭蓋顎顔面学会
- 日本マイクロサージャリー学会
- 顔面神経学会
- 日本美容外科学会
- 日本レーザー医学会
- 日本抗加齢医学会
- 日本神経学会
MD, PhD, Dermatology and Venereology, CEO DEA Clinic Dr. Andreea Boca
経歴紹介経歴
International trainer for various leading companies
Work experience
•International Trainer for Fillmed, PBSerum
•Trainer for Allergan, Restylane, IPSEN
•Brand ambassador PBSerum, Fillmed, Restylane
•Clinical investigator for Fillmed
Lecturer in dermatology and clinical pharmacology
Coordinator of several clinical trials for high end aesthetic products Owner of DEA Clinic
ユーレカ皮膚科 院長キム・ドンソク医師
経歴紹介経歴
- 慶北大学校医科大学 卒業
- (英)リーズ大学校 修士 修了
- (元)大邱カトリック医大 皮膚科 教授
- (元)啓明医大 外来教授
- (元)慶北大学校病院 毛髪移植センター 外来教授
- (元)大韓臨床皮膚治療研究会 会長
- (現)ソウル高等法院 調整委員
- (現)大韓皮膚科学会 正会員
- (現)大韓皮膚科医者会 正会員
- (現)大韓臨床皮膚治療研究会 名誉会長
学会活動・専門医
- 2013年
- 大韓民国 韓国才能寄付大賞
- 2017年
- SST皮膚移植術 世界色素学会IPCC発表
- 2018年
- SST皮膚移植術論文 米国皮膚科学会誌JAAD(SCI等級) 登載
- 2020年
- SST皮膚移植術論文 日本皮膚科学会誌JDA(SCI等級) 登載
- 2020年
- 子供白斑症 SST治療論文 米国皮膚科学会誌JAAD(SCI等級) 登載
- 2022年
- 保健福祉部長官表彰受賞(医療部分)
- 2023年
- 欧州皮膚科学会(EADV)学術大会 SST傷跡治療発表
- 2024年
- SSTを用いた傷跡治療 日本皮膚科学会誌JDA(SCI等級) 登載
CHO Plastic Surgery Clinic
Chief DirectorCHO Jin Hwan,
MD, PhD
経歴
Graduated from Doctoral Degree for Plastic surgery From the School of Medicine, Korea University
Chief of Plastic Surgery in Korea Hospital(1995-1996)
Doctor`s Degree No. 40543
Plastic Surgeon No. 538
Chief & Professor of Plastic Surgery in School of Medicine, In-Ha University (1998-2001)
Member of Korea Hand Surgery Society, Korea Plastic Surgery Society.
Hana Plastic Surgery Clinic Chief Director(2001-2012)
CHO Plastic Surgery Clinic Chief Director(2012-)
バイミ形成外科 代表院長チェ・ハンメ医師
経歴紹介学会活動・専門医
- 現 バイミ形成外科 代表院長
- 建国大学病院形成外科 外来教授
- 大韓形成外科会
- 大韓形成外科医会
- 大韓美容形成外科学会
- 大韓頭蓋顔面形成外科学会
- 大韓形成外科会眼形成研究会
- 大韓形成外科会鼻形成研究会
- 大韓形成外科会抗老化研究会
- 大韓微細手術学会
第1回 日本美容医療学会
学術総会タイムテーブル
一部講演の様子を公開中
A会場
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10:00~11:40
×演題 こだわりの手術手技 ~美容外科的視点 vs. 形成外科的視点~ 形式 ビデオシンポジウム /(発表15分×5演題)+ 質疑応答(3分) 会場 / 公演時間 A会場 / 10:00~11:40 座長 寺西 宏王(TCB東京中央美容外科 エリア総括院長)
瀬﨑 伸一(小倉記念病院形成外科 部長)演者 大隈 宏通(TCB東京中央美容外科)
瀬﨑 伸一(小倉記念病院形成外科 部長)
橋本 晋太朗(TCB東京中央美容外科)
寺西 宏王(TCB東京中央美容外科 エリア総括院長)
高見 昌司(Aiクリニック 心斎橋院 院長)概要 このビデオシンポジウム「こだわりの手術手技」では、美容外科と形成外科の視点から、各演者が独自の手術手技について紹介し、実際の手術動画を用いて詳細を解説しました。質疑応答では、各演者が参加者の質問に答え、実践的な知見を共有しました。
演題①/大隈 宏通:「確実な効果を発揮する鼻尖縮小術」
東洋人に特化した鼻尖縮小術の剥離や縫合の工夫を紹介し、単独施術でも高い効果を発揮する技術について解説しました。演題②/瀬﨑 伸一:「解剖を意識して行う眼瞼下垂症手術」
眼瞼下垂手術における解剖学的アプローチの重要性と、術前評価や手術中の注意点について説明しました。演題③/橋本 晋太朗:「安全かつ美しい経結膜的埋没式重瞼術」
皮膚に傷を残さず腫れを抑える経結膜的埋没式重瞼術の技術と、合併症を防ぐコツを共有しました。演題④/寺西 宏王:「我々の行っているrejuvenation surgeryの実際」
多くの症例実績を誇る美容外科医として、手術の動画を見ながら、手術手技におけるポイントを解説いたしました。演題⑤/高見 昌司:「フェイスリフト~ダウンタイムゼロを目指して、私のこだわり~」
フェイスリフトのダウンタイムを抑えるための技術や術後ケアの工夫について解説し、自然な仕上がりを目指す方法を紹介しました。※出演者の情報などは講演当時のものになります。
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12:00~13:00
×演題 New Era of Skin Remodeling with Products of Non-cross Link Hyaluronic Acid and 6 Amino Acids 形式 ランチョンセミナー1 /(講演 60分) 会場 / 公演時間 A会場 / 12:00~13:00 共催 メトラス株式会社 座長 田村 貴彦(TCB東京中央美容外科) 演者 Dr. Andreea Boca(MD, PhD, Dermatology and Venereology, CEO DEA Clinic) 概要 このランチョンセミナーでは、Dr. Andreea Bocaが、「New Era of Skin Remodeling with Products of Non-cross Link Hyaluronic Acid and 6 Amino Acids」について講演しました。Professional DieteticsによるHY6AAという国際特許取得の処方に基づく、SUNEKOS製品の特性を紹介しました。
※出演者の情報などは講演当時のものになります。
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13:10~14:10
×演題 今こそ壊せ自分の常識 ~教授のしくじり~ 形式 特別講演 /(講演45分+質疑応答15分) 会場 / 公演時間 A会場 / 13:10~14:10 指定質問者 奥村 公貴(TCB東京中央美容外科) 座長 村田 将光(博多もへじのクリニック院長) 演者 清水 雄介(琉球大学大学院 医学研究科 形成外科学講座 教授) 概要 清水 雄介医師は、1998年に慶應義塾大学医学部を卒業後、12病院に渡り外科系診療科での経験を積みました。2015年に42歳で琉球大学形成外科の教授に就任し、全国最年少の形成外科教授となりました。さらに、2017年には琉球大学発のベンチャーを設立し、2023年に一部売却を経験しました。
講演では、経歴だけ見ると順調に見えるキャリアの裏で、数々のコンプレックスや失敗、辛い経験を乗り越えてきたことを明かしました。そして、51歳となった今、若い医師たちに伝えたい「自分の正しさを折って運をつかむ」マインドセットの重要性について語っていただきました。
※出演者の情報などは講演当時のものになります。
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15:15~16:15
×演題 美容医療・整容医療における形成外科医としてのこだわり 形式 シンポジウム2 /(発表12分×4演題)+ 質疑応答(3分) 会場 / 公演時間 A会場 / 15:15~16:15 座長 荻野 晶弘(東邦大学医療センター大森病院 形成外科学講座 教授)
大隈 宏通(TCB東京中央美容外科)演者 髙木 信介(昭和大学医学部形成外科学講座 准教授)
小野 真平(日本医科大学形成外科学講座 准教授)
菊池 守(下北沢病院 病院長)
諸富 公昭(大阪公立大学大学院医学研究科 形成外科 准教授)概要 このシンポジウム「美容医療・整容医療における形成外科医としてのこだわり」では、形成外科医がそれぞれの専門性を活かし、美容と整容の領域でのこだわりや工夫を発表しました。実際の症例や手術技術を通じて、形成外科と美容外科が交差する分野でのアプローチを共有しました。質疑応答では、参加者の質問に対し、実践的な知見を提供し、議論を深めました。
演題①/髙木 信介:「美容外科手術における私のこだわり ー解剖学的構造に配慮した眼瞼手術ー」
解剖学的構造の維持を重視し、修正手術や術後のトラブルを抱える症例に対しても自然で美しい結果を追求する手法を解説しました。特に眼瞼手術において、構造の再現性と機能性を考慮したアプローチを紹介しました。演題②/小野 真平:「手の再建と美容外科:整容へのこだわりと世界的なトピックス」
手の再建における皮膚移植や爪移植の整容効果を重視した治療法を紹介しました。皮膚の性質に応じた移植や切開デザイン、手術後の整容面の改善を目的とした技術について説明し、世界的なトピックスも取り上げました。演題③/菊池 守:「『ヒールを履きたい』『美しく歩きたい』に応える自費診療」
足の整容と機能を両立させるための治療法を紹介しました。前足部脂肪萎縮に対するフィラー注入や外反母趾手術、骨突出部の処理を通じて、患者が美しく歩けることを目指した取り組みを説明しました。演題④/諸富 公昭:「治療を想像して創造する」
患者の希望を形にするオーダーメイド治療の重要性について解説しました。患者のニーズに応じた診断と治療計画、手術手技の選択を通じて、理想的な治療結果を追求するアプローチを紹介しました。※出演者の情報などは講演当時のものになります。
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16:20~16:55
×演題 一般演題6 形式 (発表8分×3演題)+ 質疑応答(3分) 会場 / 公演時間 A会場 / 16:20~16:55 座長 田中 宏典(ゆめビューティークリニック 院長) 演者 大隈 宏通(TCB東京中央美容外科)
田村 貴彦(TCB東京中央美容外科)
奥村 公貴(TCB東京中央美容外科)概要 この一般演題セッションでは、鼻整形に関する客観的評価方法や術式の違いによる効果、日本人の美的嗜好に基づいた理想的な鼻の形状について発表が行われました。各演者が実際のデータや症例に基づいて研究結果を共有し、参加者とともに討論を行いました。
演題①/大隈 宏通:「鼻尖縮小術に対する客観的評価法の検討」
東洋人における鼻尖縮小術の変化を画像解析ソフトを用いて測定し、術後の客観的評価法について検討しました。術前後の鼻先の角度を比較し、鼻尖部の皮膚の厚みと変化率に相関があることを明らかにしました。演題②/田村 貴彦:「患者の希望に応えるThread Rhinoplasty」
Thread rhinoplastyの効果が糸の留置方法により異なることを3D画像解析を用いて明らかにしました。鼻中隔のみの留置と、鼻中隔+鼻背の留置を比較し、術後の変化や患者のニーズに基づいた適切な術式選択の重要性を解説しました。演題③/奥村 公貴:「日本人の理想の鼻~3Dイメージソフトを用いた鼻整形に関する美的嗜好の研究~」
300人の日本人成人を対象に3Dイメージングソフトを用いて、理想的な鼻唇角と鼻顔角を調査しました。男女別に美的と評価される角度を解析し、鼻整形におけるカスタマイズアプローチの重要性を強調しました。※出演者の情報などは講演当時のものになります。
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17:00~18:00
×演題 顔面形成の最前線 ー顔の土台:顔面骨から整えていくボトムアップ型美容外科の重要性ー 形式 特別講演2 /(講演60分) 会場 / 公演時間 A会場 / 17:00~18:00 座長 清水 史明(大分大学医学部附属病院 形成外科 教授)
瀬﨑 伸一(小倉記念病院形成外科 部長)演者 渡辺 頼勝(東京警察病院 形成外科・美容外科 副部長 (MD, PhD)) 概要 渡辺頼勝医師は、2001年に東京大学医学部を卒業後、国内外で形成外科や顔面外科の経験を積みました。英国、仏国、中国でのCraniofacial Unitへの留学を経て、現在は東京警察病院で副部長を務め、顔面形成の治療に注力しています。
講演では、アジア人特有の顔面骨格の改善を目指したボトムアップ型美容外科について解説しました。上下顎骨切り術(上顎ルフォー骨切り+下顎SSRO)や輪郭3点手術(頬骨、下顎骨、オトガイ形成)など、顔面骨からアプローチする治療を紹介し、その次のステップとして鼻形成術やフェイスリフトなどの治療も取り上げました。
診断に基づく一貫した治療計画を通じて、患者の理想に寄り添った最適な治療の実現を目指す手法を具体的な症例を交えて説明しています。
※出演者の情報などは講演当時のものになります。
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B会場
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10:30~11:05
×演題 一般演題1 形式 (発表8分×3演題)+ 質疑応答(3分) 会場 / 公演時間 B会場 / 10:30~11:05 座長 諸富 公昭(大阪公立大学大学院医学研究科 形成外科 准教授) 演者 古市 吉真(TCB東京中央美容外科)
奥村 公貴(TCB東京中央美容外科)
田村 太一(TCB東京中央美容外科)概要 この一般演題セッションでは、脂肪注入や脂肪吸引、二重埋没施術の近年の動向について発表が行われました。各演者が実際のデータや症例を用いて、治療効果やトレンドの分析結果を共有し、参加者とともに討論を行いました。
演題①/古市 吉真:「3Dカメラを用いた額の脂肪注入の定着率評価」
3Dカメラ(Vectra®)を使用して額への自家遊離脂肪移植の定着率を測定し、術前後の変化量を評価し、今後の症例蓄積と長期経過観察の重要性を指摘しました。演題②/奥村 公貴:「顎下脂肪吸引に対するフィブリンシーラントの有効性」
顎下脂肪吸引の術後腫脹を抑制するためにフィブリンシーラント(ベリプラスト®P)を使用し、その有効性を検証しました。術後の腫脹が有意に少ないことが確認され、出血のリスクを減らし患者満足度を向上させる効果があると報告しました。演題③/田村 太一:「当グループにおける二重埋没施術患者の近年の動向」
2020年11月から2023年3月までの期間における二重埋没法の施術状況を後方視的に分析しました。施術件数の増加傾向や、年齢に応じた施術選択の重要性を強調しました。※出演者の情報などは講演当時のものになります。
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11:15~11:50
×演題 一般演題2 形式 (発表8分×3演題)+ 質疑応答(3分) 会場 / 公演時間 B会場 / 11:15~11:50 座長 鎌田 紀美子(TCB東京中央美容外科) 演者 古市 吉真(TCB東京中央美容外科)
川﨑 加織(皮フ科かわさきかおりクリニック 院長)
山本 展生(TCB東京中央美容外科)概要 この一般演題セッションでは、スレッドリフト、acne scar治療、バッカルファット除去術について、それぞれの効果や技術に関する発表が行われました。各演者がデータや症例を基に、治療の有効性や新たなアプローチを紹介し、参加者と討論しました。
演題①/古市 吉真:「3Dカメラを用いたスレッドリフトの客観的評価」
3Dカメラを使用してスレッドリフトの効果を評価し、PDO素材のみの群とPCL素材の併用群の効果を比較しました。結果として、PDO+PCL群での維持率が高い傾向が見られ、コラーゲン増生効果が3ヶ月後まで続いている可能性が示唆されました。演題②/川﨑 加織:「acne scar治療におけるCO2マイクロサブシジョン注入器の原理と臨床」
CO2マイクロサブシジョン注入器を用いたニキビ痕治療の原理と効果を紹介しました。CO2ガスを注入することで線維組織を断裂し、同時にコラーゲン増生を促進する方法が、ニキビ痕治療や美肌治療に効果的であると報告しました。演題③/山本 展生:「エコーガイド下バッカルファット除去術の治療経験」
エコーガイドを用いたバッカルファット除去術について発表しました。エコーを使用することで、術前評価の精度を高め、神経血管損傷リスクを低減させることが可能であるとし、今後の症例蓄積によるさらなる検討の必要性を強調しました。※出演者の情報などは講演当時のものになります。
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12:00~13:00
×演題 5年連続韓国占有率1位、ヒアルロン酸フィラーチャウムを用いたフルフェイス施術 形式 ランチョンセミナー2 /(講演60分) 会場 / 公演時間 B会場 / 12:00~13:00 共催 Hugel,Inc. 座長 橋本 晋太朗(TCB東京中央美容外科) 演者 チェ・ハンメ(バイミ形成外科 院長) 概要 このセミナーでは、韓国市場で人気のフィラー「チャウム」を用いた施術について、バイミ形成外科の代表院長を務める形成外科専門医、チェ・ハンメ医師が解説しました。
フィラー施術は、顔のボリュームを補うための主要な方法として知られており、手軽さと持続性から需要が増加しています。2023年の世界市場では、ジュビダームやレスチレンがリードする一方、韓国ではチャウムが60%以上のシェアを持つ国産フィラーとして5年連続1位を獲得しています。
チャウムは部位ごとに硬さを調整でき、特にリフティング効果が高い点が特徴です。2〜4年の持続効果があり、少量のリタッチでさらに延長可能です。施術映像を用いて、チャウムを使ったフルフェイス施術の具体的な方法を紹介し、さまざまな価格帯のフィラー提供が顧客層拡大に役立つと説明しました。
※出演者の情報などは講演当時のものになります。
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15:15~16:00
×演題 一般演題4 形式 (発表8分×3演題)+ 質疑応答(3分) 会場 / 公演時間 B会場 / 15:15~16:50 座長 安東 圭皓(ヒュークリニック芦屋) 演者 大嶋 恭輔(SD C5 クリニック)
木内 玲子(リジェネクリニック)
齊藤 正男
田村 貴彦(TCB東京中央美容外科)概要 この一般演題セッションでは、美容医療における美容内科や再生医療の位置づけ、創傷治癒の新しい治療法について発表が行われました。各演者が具体的なデータや臨床経験を基に、新しいアプローチや治療の可能性について紹介し、参加者と討論を行いました。
演題①/大嶋 恭輔:「美容医療における美容内科の位置づけ」
美容皮膚科と美容内科を組み合わせたアプローチを紹介しました。特に分子栄養学を用いた栄養解析療法により、肌管理に相乗効果をもたらし、患者の満足度向上に貢献していると報告しました。演題②-1/木内 玲子:「美容医療における再生医療の位置づけ~再生医療法施行から10年+1~」
再生医療等安全性確保法の施行から11年間のデータを基に、提供計画の現状と美容医療における再生医療の位置づけについて解説しました。PRPから脂肪由来幹細胞への移行とその増加傾向を報告しました。演題②-2/齊藤 正男:「美容医療における再生医療の位置づけ ~臨床面から~」
顔の若返りを目的とした間葉系幹細胞移植や線維芽細胞移植の効果について、細胞採取から移植までの過程を詳しく紹介し、科学的根拠に基づいた再生医療の実践について報告しました。演題③/田村 貴彦:「創傷治癒の新規治療法の可能性 ~基礎研究の視点から~」
トレハロースを用いたマイトファジー応答の改善による創傷治癒効果について発表しました。酸化ストレスや熱傷ストレス下におけるトレハロースの効果を実験データに基づいて報告し、筋細胞の再生能力向上の可能性を示しました。※出演者の情報などは講演当時のものになります。
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16:05~16:40
×演題 一般演題5 形式 (発表8分×3演題)+ 質疑応答(3分) 会場 / 公演時間 B会場 / 16:05~16:40 座長 宗像 寿祥(TCB東京中央美容外科) 演者 安田 路規(TCB東京中央美容外科)
松本 亮一(TCB東京中央美容外科)
田村 太一(TCB東京中央美容外科)概要 この一般演題セッションでは、形成外科から美容外科への転科の経験、亜酸化窒素の鎮痛効果、ヒアルロン酸注入における合併症について発表が行われました。各演者が自身の経験やデータを基に、美容外科領域での技術やリスクについて説明し、参加者と議論しました。
演題①/安田 路規:「形成外科医が美容外科医へ~転科して感じたこと~」
形成外科医から美容外科医へ転科した自身の経験をもとに、転科時に役立つ知識や技術について紹介しました。特に、術後の合併症対応における形成外科の経験の有用性を強調しました。演題②/松本 亮一:「亜酸化窒素が患者に及ぼす鎮痛・鎮静効果についての検討」
亜酸化窒素(笑気麻酔)と局所麻酔の併用による鎮痛・鎮静効果について研究しました。術前の投与時間は効果に影響を与えない一方、術式による効果の違いがあることを明らかにしました。演題③/田村 太一:「ヒアルロン酸注入における重篤な合併症~額への注入を中心に~」
ヒアルロン酸注入による合併症の発生状況を分析し、特に額への注入で塞栓のリスクが高いことを報告しました。文献を参照しながら、リスク回避のための注意点についても解説しました。※出演者の情報などは講演当時のものになります。
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16:45~17:30
×演題 一般演題7 形式 (発表8分×4演題)+ 質疑応答(3分) 会場 / 公演時間 B会場 / 16:45~17:30 座長 村田 大典(TCB東京中央美容外科) 演者 木畑 智哲(TCB東京中央美容外科)
川﨑 雅人(オリバー美容形成外科)
大隈 宏通(TCB東京中央美容外科)
田村 貴彦(TCB東京中央美容外科)概要 この一般演題セッションでは、目の下のクマ治療に関する技術や術式、経結膜脱脂術の安全対策について発表が行われました。各演者が自らの治療経験をもとに、具体的な方法や注意点について説明し、参加者と討論を行いました。
演題①/木畑 智哲:「私が行っている目の下のクマ治療」
目の下のクマ治療における経結膜脱脂やハムラ法の選択、解剖学に基づいた注入技術について説明しました。また、顔の脂肪吸引を組み合わせることで、より高い効果を追求するアプローチを紹介しました。演題②/川﨑 雅人:「目の下のクマ・たるみ・ふくらみを取る手術について」
下眼瞼の加齢変化に対応するための様々な術式を紹介しました。眼窩脂肪の除去や脂肪注入、皮膚の切除など、患者の状態に合わせた手術の選択肢を提示し、手術で陥りやすいトラブルについても文献的考察を交えて報告しました。演題③/大隈 宏通:「安全に経結膜脱脂術を行う工夫~合併症ゼロを目指して~」
経結膜脱脂術の際に重篤な合併症を防ぐための安全対策について発表しました。術前の問診から術中の出血管理、術後の経過観察まで、329例のデータを基に具体的な対策を解説し、安全性を高める取り組みを共有しました。演題④/田村 貴彦:「知ってて損しない!?プロポフォールの合併症-PRIS-」
プロポフォール投与による「プロポフォール注入症候群(PRIS)」について解説しました。特に重篤な合併症として注意が必要であり、症状やリスク管理について最新の知見をもとに報告し、対策の重要性を強調しました。※出演者の情報などは講演当時のものになります。
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C会場
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9:30~10:30
×演題 SST(Skin Seeding Technique)、白斑症と傷跡治療の新たなパラダイム 形式 モーニングセミナー /(講演60分) 会場 / 公演時間 C会場 / 9:30~10:30 共催 HMソリューション 座長 川﨑 加織(皮フ科かわさきかおりクリニック 院長) 演者 キム・ドンソク(ユーレカ皮膚科 院長) 概要 キム・ドンソク医師は慶北大学校医科大学卒業後、英国リーズ大学で修士号を取得し、皮膚科学や毛髪移植の分野で長年活躍しています。韓国や国際的な学会での発表や受賞歴も豊富で、特にSST技術の開発と普及に貢献しています。
このモーニングセミナー「SST(Skin Seeding Technique)、白斑症と傷跡治療の新たなパラダイム」では、キム・ドンソク医師が新しい皮膚移植技術「SST」の有効性と安全性について解説しました。
SSTが従来のマイクロパンチグラフトと異なり、移植方向に制約がなく効果的で安全な治療法であることを説明。動物研究および臨床試験の結果、SSTが白斑症や傷跡治療において高い成功率を示し、手術の効率性と患者満足度を向上させることを示されました。キム・ドンソク医師は、SSTが白斑症治療の新たな標準となる可能性についても言及し、実例を交えた解説を行いました。
※出演者の情報などは講演当時のものになります。
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10:50~11:50
×演題 顔面・表情のための形成外科治療 形式 シンポジウム1 /(発表12分×4演題)+ 質疑応答(3分) 会場 / 公演時間 C会場 / 10:50~11:50 座長 清水 史明(大分大学医学部附属病院 形成外科 教授)
田中 宏典(ゆめビューティークリニック 院長)演者 平田 晶子(東邦大学医療センター大橋病院 講師)
北村 成紀(福島県立医科大学形成外科 助手)
上原 幸(大分大学医学部附属病院形成外科 診療准教授)
清水 史明(大分大学医学部附属病院 形成外科 教授)概要 このシンポジウムでは、顔面神経麻痺治療や形成術におけるアプローチについて、各演者がその手法や臨床的な結果を紹介しました。各演者は、実際の症例や治療法を通じて、顔面治療における機能回復と審美性の両立を目指した施術について議論しました。
演題①/平田 晶子:「島状側頭筋移行術(lengthening temporalis myoplasty)による笑いの再建−エステティックマインドと笑いの評価−」
顔面神経麻痺患者に対する笑いの再建手術について解説しました。S字切開による島状側頭筋移行術を用いて、自然な笑いの再現と顔面輪郭の改善を追求する手法を紹介しました。演題②/北村 成紀:「日本人の輪郭を意識した顔面神経麻痺における動的再建術の選択と工夫」
日本人特有の顔面形態に配慮した動的再建術の選択について説明しました。神経移植や機能的筋移植を含む再建術の実例を基に、患者ごとの適切な術式選択の重要性を強調しました。演題③/上原 幸:「顔面神経麻痺形成手術の術前術後に見た目の印象がどのように変わるか」
顔面神経麻痺患者の術前・術後における見た目の変化を分析し、術後のリハビリテーションやボツリヌストキシン療法が見た目の若返りに寄与することを報告しました。演題④/清水 史明:「眼瞼の形成術におけるFaCE Scaleを用いた主観的評価について」
FaCE Scaleを用いて眼瞼変形の手術後に患者のQOLを評価した結果について発表しました。各項目の点数を通じて、術後の患者満足度や生活の質の改善について詳しく解説しました。※出演者の情報などは講演当時のものになります。
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12:00~13:00
×演題 美容先進国・韓国から新型スレッドリフトの手技公開 ― ヒップ・バスト・鼻・頬へのアプローチ ― 形式 ランチョンセミナー3 /(講演60分) 会場 / 公演時間 C会場 / 12:00~13:00 共催 株式会社シンクスヘルスケア 座長 井上 真梨子(BELINDA CLINIC代表) 演者 CHO Jin Hwan(CHO Plastic Surgery Clinic Chief Director) 概要 CHO Jin Hwan医師は高麗大学医学部で形成外科博士号を取得し、韓国および世界各国で講演を行っています。韓国国内での経験に加え、日本やイギリス、メキシコの形成外科医にも技術指導を行い、現在はCHO形成外科クリニックの院長を務めています。
このランチョンセミナーでは、韓国での最新スレッドリフト技術を CHO Jin Hwan医師が公開しました。最新のスレッドリフト技術が顔以外の部位にも応用可能である点を強調し、特にヒップやバストといったボディラインの改善を目的とした手法は、日本初公開となる映像を用いて紹介されました。セミナーでは、これらの新たなアプローチによる治療効果や、今後期待されるスレッドの進化についても詳しく説明され、最新の技術トレンドを学ぶ機会となりました。
※出演者の情報などは講演当時のものになります。
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13:25~14:00
×演題 一般演題3 形式 (発表8分×3演題)+ 質疑応答(3分) 会場 / 公演時間 C会場 / 13:25~14:00 座長 上原 幸(大分大学医学部附属病院形成外科 診療准教授) 演者 橋本 晋太朗(TCB東京中央美容外科)
宗像 寿祥(TCB東京中央美容外科)
井口 京介(TCB東京中央美容外科)概要 この一般演題セッションでは、経結膜法や経皮的埋没法を用いた二重整形術の技術や中高齢者への適応について発表が行われました。各演者が実際のデータと症例を基に、それぞれの手術法の効果や安全性について解説し、参加者と討論しました。
演題①/橋本 晋太朗:「安全な経結膜的埋没式重瞼術の確立-beginnerとの比較- TCB method(Transconjunctival Safe and Durable Clasp and Bury Method)」
経結膜的埋没式重瞼術において初心者が陥りやすいミスとその改善策について説明しました。特に運針方法や結紮の強度、結紮点の露出を防ぐためのテクニックを紹介し、より安全で安定した結果を得る方法を詳述しました。演題②/宗像 寿祥:「上眼瞼皮膚弛緩を伴う中高齢者に対する二重埋没法の検討 -UMEDA study- Upper eyelid burial surgery for Middle-aged and Elderly patients with Dermatochalasis : A retrospective Analysis」
切開法を忌避する中高齢者への二重埋没法の有用性を後方視的に分析しました。291例を対象とした研究で、切開を避けたい患者にとっては有効な選択肢となることを示し、満足度向上の工夫についても考察しました。演題③/井口 京介:「経皮的埋没法重瞼術の検討 〜点留めと線留めにおける重瞼線消失率の比較〜」
点留めと線留めの重瞼線消失率を比較し、線留めの方が重瞼線が消失しにくいことを報告しました。特に平行型二重を希望する患者には、線留めの方法が持続力の面で推奨されることを示しました。※出演者の情報などは講演当時のものになります。
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14:10~15:10
×演題 医療とビジネス 形式 特別講演 /(講演60分) 会場 / 公演時間 C会場 / 14:10~15:10 座長 寺西 宏王(TCB東京中央美容外科 エリア総括院長) 演者 堀江 貴文(実業家) 概要 堀江 貴文氏。1972年10月29日、福岡県生まれ。SNS media&consulting株式会社 ファウンダー。現在はロケット開発やアプリのプロデュース、また予防医療普及協会理事として予防医療を啓蒙する等様々な分野で活動しています。会員制オンラインサロン「堀江貴文イノベーション大学校(HIU)」では、700名近い会員とともに多彩なプロジェクトを展開しています。
JAPSA初の学術総会を記念したスペシャルゲストとして、実業家の堀江 貴文氏に、医療とビジネスの今後について講演していただきました。
※出演者の情報などは講演当時のものになります。
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15:30~16:30
×演題 目は口ほどにものを言う眼瞼の機能解剖に基づいた整容的眼瞼手術 形式 教育講演 /(講演60分) 会場 / 公演時間 C会場 / 15:30~16:30 座長 奥村 公貴(TCB東京中央美容外科) 演者 高見 昌司(Aiクリニック 心斎橋院 院長) 概要 眼瞼の機能解剖に基づく整容的手術について、眼瞼の構造と機能の詳細な理解を活かしたアプローチを紹介しました。
※出演者の情報などは講演当時のものになります。
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17:00~18:40
×演題 女性医師のキャリア形成 形式 ワークショップ /(発表15分×5演題)+質疑応答(25分) 会場 / 公演時間 C会場 / 17:00~18:40 座長 寺西 宏王(TCB東京中央美容外科 エリア総括院長)
川﨑 加織(皮フ科かわさきかおりクリニック 院長)演者 山内 菜都美(大阪警察病院 形成再建外科・美容外科 医長)
川﨑 加織(皮フ科かわさきかおりクリニック 院長)
高橋 彩佳(TCB東京中央美容外科)
井上 真梨子(BELINDA CLINIC代表)
田中 里佳(順天堂大学大学院医学研究科 再生医学 教授/順天堂大学医学部 形成外科学講座 教授/株式会社リィエイル 代表取締役社長)概要 このワークショップでは、女性医師のキャリア形成に焦点を当て、様々なキャリアパスを歩んできた5名の演者が、自らの経験や働き方について紹介しました。それぞれの演者が、キャリアと家庭の両立、パーソナルブランディング、そして再生医療分野での挑戦について具体的に説明し、ワークショップ形式で参加者と意見交換を行いました。
演題①/山内 菜都美:「わたしのキャリア形成一形成外科医としての生き方」
形成外科と美容外科の両分野で働きながら、SNSの活用による多様なスキルを生かしたキャリア形成について発表しました。総合病院での手術経験や産業医の資格取得、クリニック勤務など、幅広い経験を積むことで自身のキャリアを豊かにしている様子を紹介しました。演題②/川﨑 加織:「仕事も子育ても趣味も!全てを諦めない女医の生き方」
家庭と仕事を両立させながらクリニックを開業し、医療法人を設立した経験を語りました。子育てや海外教育への関心と、週6日の勤務を続けながらも趣味の旅行を楽しむ姿勢を示し、仕事と生活のバランスを大切にする姿勢を強調しました。演題③/高橋 彩佳:「東京中央美容外科における女性の働き方の現状」
東京中央美容外科における女性医師の働きやすい環境について、データを基に解説しました。勤務体制や育児支援など、ワークライフバランスを支える取り組みについて紹介し、女性医師もキャリアを積みやすい職場であることを報告しました。演題④/井上 真梨子:「歩くビジョンになること-女性医師のパーソナルブランディング-」
女性医師として自身をブランド化し、SNSやメディアを通じて価値を発信する重要性について話しました。自身の魅力や希少価値を理解し、それを効果的に伝えることでキャリア形成に繋げる方法を説明しました。演題⑤/田中 里佳:「Challenge花ひらく未来」
形成外科と再生医学を基にした取り組みについて発表しました。低侵襲な血管再生治療の開発や組織再生技術の実用化を通じて、再生医療の分野で新しい未来を切り開くための努力と、その展望について述べました。※出演者の情報などは講演当時のものになります。
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参加者の声
学会参加者から、講演やワークショップの
印象的な部分について、
いただいたコメントを一部紹介。
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- 第1回 日本美容医療学会 学術総会 学会報告
学会長挨拶
学びと交流が未来を創る一歩に、
美容医療の新たな可能性を共に開く
代表理事寺西 宏王
(TCB東京中央美容外科 エリア総括院長)
第1回 日本美容医療学会(JAPSA)学術総会にご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。また、ご協力いただきました関係者の皆様にも深く感謝申し上げます。おかげさまで、第1回にも関わらず、国内外から291名もの多くの方々にお越しいただき、非常に実り多い時間を共有することができました。
本学会は美容外科を中心に、形成外科、美容皮膚科、美容内科、再生医療など、垣根を超えた連携がとれるという特徴を持ち合わせており、各分野が垣根なく交流することよって、今後の美容医療の発展に新たな可能性を開くことができると考えております。
今回の学術総会は、「美容外科の常識を変える」というテーマのもと、最新の技術と知識を共有し、美容医療の未来について考える機会を提供することを目指しました。特に、ビデオシンポジウムや各種講演を通じて、エキスパートの技術を間近で学ぶ機会があったことは、参加された皆様にとって貴重な経験となったことと思います。
また、堀江貴文氏をはじめとする特別ゲストの方々からも、多くの示唆に富んだ講演をいただき、医療とビジネスの融合についての新たな視点を学ぶことができました。さらに、女性医師のキャリア形成に焦点を当てたワークショップでは、今後の医療業界の多様性を高めるための重要な議論が交わされました。
JAPSAとして、私たちは今後も美容医療の発展に貢献し、患者様により安全で質の高い医療を提供できるよう、努力を続けて参ります。今回の学術総会が、参加された皆様にとって新たな知識とインスピレーションを得る機会となり、今後の臨床活動がより良いものとなれば幸いです。
最後になりますが、今回の学術総会の成功にご協力いただいた全ての講師の皆様、関係者の方々、そして参加者の皆様に心より感謝申し上げます。
これからもJAPSAの活動を通じて、美容医療業界の発展に寄与して参ります。
JAPSA役員
理事荻野 晶弘
荻野 晶弘
Akihiro Ogino
東邦大学医療センター 大森病院
形成外科学講座 主任教授
経歴
学会活動・専門医
理事舟越 勇介
舟越 勇介
Yusuke Funakoshi
BSクリニック 顧問医師
経歴
学会活動・専門医
理事瀬﨑 伸一
瀬﨑 伸一
Shinichi Sesaki
小倉記念病院 形成外科 部長
経歴
理事清水 史明
清水 史明
Fumiaki Shimizu
大分大学医学部附属病院
形成外科 教授
経歴
学会活動・専門医